4.親の問題
親の問題
子供が不登校になってしまうと、殆どの親は、先ず元に戻そうとする。 手に負えなくなると、病院やカウンセリングや、はたまた占い的なものまで回って、 何とか、今までのように前向きな子供に戻そうとする。 そうしてさんざん悩んだ挙句、卒業さえしてくれればいいと思うようになる。 さらに、鬱とかになったら、健康でいてくれればそれだけでいいと祈る。
これが世間一般の、ごく一般的な親の話でそれは当然なのかも知れない。でも、 これじゃあ子供は戻らないよ。そもそも治そうと思っている時点でおかしいですし、 子供が望んでいるのはそういうことじゃないよ。
親のしていることは、何とかこれ以上下がらないように落ちないようにしたい、 頑張れ堪えろと子供を煽っているようなもの。 籠の中に閉じ込めて、終わらないランニングマシーンに載せているようなもの。 ストップボタンも籠の鍵も親の手の内。この状況から逃れるには、病気になるのも当然です。
今の世の中、まだまだ学歴資格優遇時代、そのレールに乗せて、 当たり前のように上へ上へと頑張らせたがる。 まるで家庭はロボット製造所、 しかしコンピューターロボットになりきれない子供は、ゾンビ化して彷徨ってしまう。 それが子供を苦しめているのですよ。
子供をコントロールしていませんか? 無条件で愛していないでしょ? 落ちてもOK。辞めてもOK。好きにしなさい、がない。 思い当たらない?その無自覚さが厄介です。 上昇志向の空気が、確実に、邪魔しています。 そういう気流に乗っていられる、走っていられるうちはいいのですが、 苦しくても、ストップボタンを付けられてませんので、故障するしかない。
問題は親の方です。 子供は病気でもダメでもない。ただ、苦しいのです。 どうか、子供を放してください。 それが出来ないあなたの苦しみは、あなたの問題です。
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