カウンセラーのひとりごと

これまでに書き溜めた記事を毎日1つずつ、載せて行きたいと思います。

18. おだて過ぎはコンプレックスのもと

育児のイメージ

おだて過ぎはコンプレックスのもと

おだてられると嬉しい。それが嘘だと分かっていても、「オレも捨てたもんじゃない」「私、いけるかも」「天才じゃん!」と、ポジティブ思考が膨らむのは結構なこと。やる気になって、それで結果に繋がるならなおさらいいね。

でも、おだてられその気になる魔法をかけられ、本当は登ってもいない木に登ったつもりでいると、大人になっていくにつれ何故だかなんとなく自信がついてこない。魔法だもの、溶けてしまう前にちゃんと真実を明かすか、本当にそうならないと、あとあと大変なことになりかねない。

しだいに、高いプライドの裏側にあるコンプレックスも膨らみ、この社会における人間関係がうまくいかない状況をつくることになるのです。なんせ、努力・我慢してる人らを横目で見ながら、自分は人より優れていると本気で思ってきたのだから、しだいにプライドは空高く上り自己陶酔。他人を見下し自分の世界の中で酔う、その姿は裸の王様。

高いプライドの裏側にあるコンプレックスも膨らみ、この社会における人間関係がうまくいかない状況をつくることになるのです。親のせいだと恨んでみても、親だって子ども可愛さから、褒めたら伸びるだろうと安易ながらも可愛がったのかも知れない。誰だっておだてられりゃその気になる。子どもなら特に、そういうもんだと疑わない。

でもその「ほめ」がただの「おだて」だったらどうだろう。その積み重ねは、本来の「自尊心」を育てず「傲慢」を作る。ちゃんと育てるには安易におだててはいけない。事実と共にその子に寄り添い、励まし見守る。子育てに近道はない。

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