カウンセラーのひとりごと

これまでに書き溜めた記事を毎日1つずつ、載せて行きたいと思います。

21. 「みんな仲良く」の落とし穴

育児のイメージ

「みんな仲良く」の落とし穴

以前、ある母親がこんなことを言っていた。 自分の子供A子ちゃんがB子ちゃんと遊ぶ約束をしていた。 ところがそのあとC子ちゃんからも遊びの誘いを受け、C子ちゃんと遊ぶことも了承、 その後A子ちゃんの家に、B子ちゃん、C子ちゃんが遊びに来た。 そこで問題が生じた。 B子ちゃんはC子ちゃんを仲間に入れようとせず、C子ちゃんを泣かしてしまった。

A子ちゃんは二人の仲裁に入りみんなで遊ぼうとするが上手く行かない。 お母さん曰く、A子ちゃんはいつも損な役回りばかりだという。 いつも巻き込まれてしまう のだそう… そのお母さんは子供に、いつも「みんなで」「仲良く」遊ぶことをしつけているという。 … … 聞けば、A子ちゃんはC子ちゃんに誘われたときに、B子ちゃんと先約があること、 そしてB子ちゃんに、C子ちゃんとも遊ぶことの承諾を得ていないのだという。

それではその原因は、勝手な約束をしたA子ちゃんにある。 みんな仲良くの前に、「約束は守ろう」 だし、 その前に、「自分はどうしたいか、誰と遊びたいか」 意思表示すること、 そしてその前に、「自分の意思を持てること」 が大事。 自分の意思を持てるということは、この人と遊びたくないとかこの人は嫌いだと思うことも 容認できるということ。

すると、そういう相手とは必要以上に近づこうとしなくなる、距離を持とうとする。 それが、仲良くしたくない相手に対する誠実な態度です。 ちゃんと自分の意思を持ち、それを理解できたら周りに振り回されなくなる。 みんなで仲良しごっこが不必要となる。 そしたらそれが最大の 「みんな仲良し」。 誰もがそうできたら、戦争は減る。 世界は平和になるんですけどね。

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