カウンセラーのひとりごと

これまでに書き溜めた記事を毎日1つずつ、載せて行きたいと思います。

31. こころの孤児の親

アダルトチルドレンのイメージ

こころの孤児の親

こころの孤児たちの親もまた、こころの孤児の場合が多い。 では何故、自分の子供をもまた孤児にしてしまうのか。 それはこういうことです。 こころが孤児のままの人が親になったら、その親はこころが孤児である故に 親という、つまりその子の保護者として、その子に興味・関心を抱くことができない。 正確に言えば、どう接したらいいか、その接し方がわからない。

こころが孤児の親は、自分が家族を持ち子供を持つことで、 こころが孤児である自分のこころを埋めようとする。いえ、埋めてもらおうとする。 勿論、無自覚なまま。 子供こそ自分の分身であり、一番身近な存在である故にそうしてしまう。 だって、こころが飢餓、こころが枯渇しているもの、 いつだって本当は誰かに満たされたいと思っているもの。

そしてそういう中で育った子供、特に感受性の強い子ほど、 親から自分には何の関心も向けられていない、何の興味も抱かれていないと知り 自分もこころの孤児となるのだが、 本人にはそういう自覚もないまま、 親に対しては、自分がこころの保護者の役割を買ってでる。 因果なものですね。

ブログ繁栄のため、バナーのクリックをお願いします

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセラーへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村