カウンセラーのひとりごと

これまでに書き溜めた記事を毎日1つずつ、載せて行きたいと思います。

10.毒親に育てられた子供

親と子のイメージ

毒親に育てられた子供

毒のある親が子育てをすると、子供に毒が移ります。いくら親が無意識だとしても、それは結果として毒を盛られたことになります。

その毒がジワジワと子供の心そして精神に影響を及ぼして行くのですが、それにかかる時間は知らず知らずに年単位で蓄積されます。
その毒が回った子供は対人関係で苦しみますが、それが毒のせいだと気がつくには更に時間がかかります。

やがて心をむしばみ、どうしてこうなったのか分からず、神経がズタズタになる頃には成人となり、問題行動が起きたとしても親に毒親としての自覚はなく、「育ててやった」「成人したら自分の責任」と言い放たれます。

自分の親が毒親だったと自覚するのは辛いことなのに、親から、いとも簡単に自己保身と突き放しを食らったら、どう生きていけばいいのでしょう。

この苦しみが親のせいならそれを分かられたいと思ったり、責めたくなるのも当たり前。ですが、無自覚な親の毒が回ったのですから、親の側に居続けることで解決や解毒は期待できません。

自分でも訳の分からない毒というものがもたらした弊害の多くは、対人における弊害です。対人恐怖や人との摩擦、そこにあるのは自己否定や自尊心のなさです。

解毒は簡単ではありませんが、抜ける毎に楽になれます。
そして解毒とは、親から受けた抑圧、マインドコントロールから解放されること、解脱できることです。
ですから着手すべきは、それが何なのかどこがそうなのかを突き止めることです。

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